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Tel 072-276-5111

内科

呼吸器・循環器専門の常勤医師を中心に、糖尿病、腎臓、膠原病疾患などを専門とする医師が各曜日で診察しています。ご来院の際は、外来診療日をご確認の上お気軽にご相談ください。

よくある症状と病気の関連

感冒(カゼ)

ウィルスや細菌に感染し上気道や胃腸障害を引き起こす状態です。カゼの大半はウィルスが原因であり、症状を軽減させる薬で軽快しますが、糖尿病患者や高齢者は重症化すると肺炎、脱水などを合併するため注意が必要です。

夜間の咳でカゼと思っていたら、実は気管支喘息や心不全であったということもありますので、重症化する前に早期の受診が必要です。

当クリニックでは、必要であれば採血検査、レントゲン検査、 CT などを用いて正確に診断治療を行うことを心がけています。

腹痛 背部痛など

問診が重要となります。いつから、どの辺が、どんな感じで痛みが持続するのか、もしくは間欠的に痛くなるのか、また、歩くとどこに響くか、押さえると痛いのか、下痢や吐き気があるのか、何を食べたかなど問診でお聴きし、実際に痛いところを触って診断します。

また、症状出現前にどのような生活をされていたのかも大変重要です。

生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風、脂肪肝、アルコール性肝障害)

健康診断で指摘され、どうしていいかわからず放置している方が多いと思います。

まずは食事運動治療が大原則です。当クリニックでは管理栄養士の食事指導を行っています。

若いうちに生活習慣を是正できれば、内服薬を飲まずに経過観察することが可能と思われます。

物忘れ 認知症

加齢とともに認知機能の低下は個人差がありますが、誰にでも起こります。忘れ物が増えたり、ものの名前が思い浮かばない程度であれば健忘症ですが、最近やる気が全くなく、引きこもり状態である、また身だしなみが整えられない、服のボタンを留められない、幻覚・妄想、すぐ怒るなどの症状がでてきた場合は、認知症が進行した恐れが非常に強いと思われます。

当クリニックでは、数種類の抗認知症薬を使い分けながら、症状に合わせた治療を心がけています。

尚、認知症と診断された場合は、介護保険申請を行っていただき、介護サービスを適切に利用し安心して生活していただくことが重要です。

高血圧

血圧は、毎日ご家庭で測定することが大切です。朝の空腹時及び排尿後に測定し主治医に報告してください。目標は約130/80mmhg以下です。血圧が高いと合併症を発症しやすい状況が続きます。糖尿病の有無、塩分摂取量、夜間睡眠の質、夜間排尿回数、内服状況なども血圧と深く関係しています。具体的にどうしていいか分からない場合、当クリニックにご相談ください。

個々の状態に合わせた治療で血圧をコントロールしていきます。

禁煙治療

タバコがなかなかやめられないのはニコチン依存症という病気です。自分で禁煙しようとしても大半の方は挫折されます。

当クリニックでは保険診療による禁煙治療を行っています。

禁煙治療を希望される場合は、受付窓口で「禁煙外来」とお伝えください。

  1. 1直ちに禁煙しようと考えていること
  2. 2TDSによりニコチン依存症と診断(TDS 5点以上)されていること
  3. 3ブリンクマン指数が200以上であること
  4. 4禁煙治療を受けることを文書により同意していること

以上全ての条件に該当する場合に、年1回を上限に、12週間で合計5回、保険診療による禁煙治療を受けることができます。

詳しくは受付窓口でお尋ねください。

がんを疑う症状

早期のがんでは自覚症状がほとんどありません。

顕著な症状は末期がんの状態で初めて出ることが多いため、定期的に健康診断を受けて早期発見することが重要です。

例えば、喫煙者であれば年に2回胸部レントゲンを、非喫煙者であれば年に1回の市民健診で肺がん健診を受けてください。また、便秘も大腸がんを疑う症状です。年に1回、大腸がん検診で便潜血の有無を必ず確認してください。

がんを強く疑う症状は体重減少です。半年で5kgやせた、食欲不振が続くなどがあればすぐに受診が必要です。

堺市在住の方は胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんなどの健診を無料または低額で受けることができますので、当クリニック受付までご相談ください。

循環器内科

狭心症 心筋梗塞 脳梗塞 閉塞性動脈硬化症

動脈硬化により引き起こされるこれらの病気は、動脈硬化を予防する内服薬が必要です。

糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙などの危険因子をきっちりと基準値内に収めるようにしなければいけません。また血液をサラサラにする内服薬を服用している場合、無症状で貧血が進行している可能性もあります。定期的に採血を行った方がよいと思われます。

胸痛

針で刺されたような痛みであれば、胸膜炎や肋間神経痛、帯状疱疹が疑われます。

深呼吸で響く痛みは肋膜刺激症状です。

心臓由来の痛みが出れば、左肩から左上腕にかけての重だるい症状が認めれられることもあります。

首から歯茎の奥あたりの重だるくなる症状も狭心症が疑われます。また、朝方によく胸部圧迫感を自覚することもあります。冷や汗が出て胸部全体の圧迫感が15分くらい持続すれば、急性心筋梗塞の可能性がありますので救急受診が必要です。

胸部から背部全体の突き抜けるような激痛であれば、大動脈解離が疑われます。

動悸

一瞬ドキンとするような症状が何度も持続すれば、期外収縮が疑われます。

何をしているときに動悸を感じるのか、突然始まり突然終わるのか、何となく終わるのか、手首で脈を触ってみてどのような脈か、診察時に教えていただければ参考になります。

甲状腺機能亢進状態、貧血、脱水、酸素不足でも脈拍が速くなります。脈拍の間隔が規則正しいが不規則であるか、ご自身で確認いただき主治医に報告をしてください。

呼吸器内科

特長

慢性咳嗽 ※1 まんせいがそう 、気管支喘息、COPD(肺気腫・慢性気管支炎)、肺炎、間質性肺炎、気管支拡張症、睡眠時無呼吸症などについて通院可能な範囲で診断治療を行います。

これらの疾患をお持ちの方に現れる症状としては、咳、痰、 喘鳴 ※2 ぜんめい 、呼吸困難、歩行時の息切れ、昼間の眠気等です。

 ※1 慢性咳嗽:何週間、何力月も咳が続くこと。

 ※2 喘嗚:呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒューなどと音がすること。

主な診療内容

検査:レントゲン、CT、血液・喀痰検査、呼気NO検査、ポリソムノグラフィー(在宅にて検査)

治療:吸入薬、内服薬、点滴薬治療、リハビリテーション、在宅酸素療法、CPAP療法(在宅にて導入)

※尚、気管支喘息では生物学的製剤の使用も可能です。

安定した生活を目指して

呼吸器疾患をお持ちの方は、カゼなどをきっかけに発作や発熱、咳、痰、息切れの悪化が起き、日常生活を乱されることがありますが、そのような症状が減り、安定した状態を維持できるようサポートをさせていただきます。

日野クリニック検査及び検査機器

こちらにて当クリニックの検査機器を紹介しています。

検査及び検査機器紹介