お知らせ

最先端VRリハビリテーション医療機器
「mediVRカグラ」導入のお知らせ

脳卒中・パーキンソン病・運動失調・認知機能障害のリハビリテーションに最新技術を導入

社会医療法人 頌徳会 日野病院 リハビリテーション科

〒599-8123 大阪府堺市東区北野田626番地
南海高野線「北野田」駅より送迎バス5分 | 駐車場60台以上完備
TEL: 072-235-9001 / FAX: 072-235-9011

VRリハビリテーション医療機器導入の背景

この度、社会医療法人 頌徳会 日野病院リハビリテーション科では、仮想現実(VR)技術を活用した革新的なリハビリテーション医療機器「mediVRカグラ」を導入しました。本機器は、大阪大学との産学連携により開発され、2019年3月より医療機器として一般販売が開始された、エビデンスに基づく最先端のVRリハビリテーションシステムです(医療機器届出番号:27B2X00324201901)。

従来のリハビリテーション治療と比較し、mediVRカグラは「脳の再プログラミング」という独自の治療概念に基づき、神経可塑性を効率的に促進します。特に運動失調や半側空間無視では、リハビリテーション開始後、比較的早期に症状の改善が見られるケースも報告されています。

✓ 大阪府堺市の回復期リハビリテーション病院として、最新のVR技術を地域に提供

✓ 脳卒中後遺症、パーキンソン病、運動失調、認知機能障害など幅広い疾患に対応

✓ 座位で安全に実施できる革新的なトレーニング方法

mediVRカグラとは

VR技術を活用した医療機器

mediVRカグラは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し、没入型の仮想空間でリハビリテーション訓練を行う医療機器です。患者さんは座位姿勢で、VR空間に表示される標的に対してリーチング動作を行います。この際、三次元空間において目標物の座標と自身の手の位置を正確に重ね合わせる「点推定」という認知処理と身体動作を同時に行うことが特徴です。

脳の再プログラミング:治療効果の科学的メカニズム

mediVRカグラの治療効果は、以下の神経科学的メカニズムに基づいています。

従来のリハビリテーションとの違い

従来のリハビリテーションでは実現が難しかった以下の要素を、mediVRカグラは実現しています:

高精度な点推定

三次元空間での正確な位置認知とリーチング動作により、深層筋(腹横筋など)を効率的に刺激し、体幹機能を向上させます。

高いアフォーダンス

ゲーム的な仕掛けにより、非言語的かつ直感的に動作を促すことができ、重度認知症や高次脳機能障害の患者さんにも効果的です。

認知負荷の精密調整

空間の広さ、目標物の大きさ・数、制限時間、背景情報の有無を調整することで、患者さんの認知年齢に応じた最適なトレーニングが可能です。

左右交互のトレーニング

健側の動きを参照しながら患側の動きを改善する独自のアプローチを採用しています。

適応疾患と期待される効果

mediVRカグラは、座位トレーニングで幅広い疾患・症状に対応可能です。以下に主な適応疾患と期待される効果を示します。

脳血管疾患(脳卒中)

神経変性疾患

整形外科疾患

その他の適応疾患

エビデンスに基づく治療効果

これらの効果は、複数の査読付き学術論文、症例報告、多施設共同研究によって裏付けられています。

科学的エビデンス:VRリハビリテーションの有効性

VRリハビリテーション、特にmediVRカグラの効果は、国内外の多数の研究によって実証されています。以下に主要なエビデンスをご紹介します。

パーキンソン病に対する効果

複数のメタアナリシスおよび系統的レビューにより、VRリハビリテーションがパーキンソン病患者のバランス能力と歩行機能を有意に改善することが示されています。

脳卒中に対する効果

脳卒中後遺症に対するVRリハビリテーションの効果も多数報告されています。

運動失調と姿勢制御の改善

VRを用いたバランストレーニングは、通常のバランストレーニングよりも姿勢制御を効果的に改善することが実証されています。

認知機能への効果

神経可塑性のメカニズム

VRリハビリテーションの効果は、以下の神経科学的メカニズムによって説明されます。

安全性の実績

現時点でmediVRカグラを用いて54,000回以上のリハビリテーションが施行されていますが、転倒イベントなどの安全性に関わる報告はなく、独自技術によりVR酔いが極めて生じにくい設計となっています。

頌徳会 日野病院の特長

当院では、mediVRカグラを最大限に活用するための体制を整えています。

mediVRカグラ認定セラピスト3名在籍

機器の特性を深く理解し、株式会社mediVRによる専門的な訓練を受けた認定セラピストが、課題設定から経過評価まで一貫して対応します。患者さんの状態に応じた最適なプログラムを提供します。

入院・外来リハビリともに対応

回復期リハビリテーション病棟での入院リハビリテーションはもちろん、外来リハビリテーションでもmediVRカグラをご利用いただけます。継続的なリハビリテーションにより、症状の持続的な改善を目指します。

自費リハビリテーションサービスを設定

保険診療のリハビリテーションに加えて、「上乗せリハビリテーション」として自費リハビリテーションをご利用いただけます。現在の保険リハビリテーションサービスを中止することなく、追加のトレーニング時間を確保できます。

アクセス良好

南海高野線「北野田」駅より送迎バス5分。駐車場60台以上完備しており、お車でのご来院も便利です。

リハビリテーションへの取り組み

当院は、患者さんの機能改善を目標とした丁寧なリハビリテーションを心がけています。mediVRカグラの導入により、新たなアプローチでの症状改善に取り組んでいます。

認定セラピストが患者さん一人ひとりの状態を詳細に観察し、動作の変化に適切に気づき、寄り添いながら治療を提供します。

ご利用案内

対象となる方

リハビリテーションの流れ

  1. 診察・評価:リハビリテーション科医師による診察と、理学療法士・作業療法士による評価を行います。
  2. プログラム設定:認定セラピストが患者さんの状態に応じた最適なVRプログラムを設定します。
  3. VRリハビリテーション実施:座位姿勢でヘッドマウントディスプレイを装着し、20~40分程度のトレーニングを行います。
  4. 経過評価:定期的に効果を評価し、プログラムを調整します。

料金について

サービス区分 内容 料金
保険診療 入院リハビリテーション
外来リハビリテーション
各種健康保険適用
(1割~3割負担)
自費リハビリテーション 上乗せリハビリテーション
(保険リハビリテーションと併用可能)
お問い合わせください
※目安:6,000円~/回

※自費リハビリは保険診療のリハビリテーションを中止せずに追加でご利用いただけます。
※料金は患者さんの状態や訓練時間により異なります。詳細はお問い合わせください。

副作用・注意事項

mediVRカグラは、独自技術によりVR酔いが極めて生じにくい設計となっています。また、座位で安全に実施できるため、転倒リスクも最小限に抑えられています。ただし、以下の場合はご利用いただけない、または慎重な対応が必要となることがあります。

こんな症状でお悩みの方へ

以下のような症状でお困りの方は、ぜひVRリハビリテーションをご検討ください。

歩行のふらつき

バランス機能の低下、重心移動の不安定さ、歩行時の転倒不安

手の震え・巧緻性低下

パーキンソン病による振戦、上肢の協調運動障害、細かい作業の困難

姿勢の崩れ

体幹機能の低下、座位・立位バランスの不安定、姿勢保持困難

物忘れ・注意力低下

認知機能の低下、注意障害、遂行機能障害、半側空間無視

めまい・ふらつき

内耳機能障害、慢性めまい症、平衡感覚の障害

慢性的な痛み

線維筋痛症、複合性局所疼痛症候群、神経因性疼痛

大阪府堺市で最新VRリハビリテーションをお探しなら

頌徳会 日野病院では、「VRカグラ」「mediVRカグラ」「VRリハビリテーション」を用いた最先端のリハビリテーションを提供しています。堺市東区、堺市全域、大阪狭山市、松原市など周辺地域からもアクセス良好です。

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文責:日野病院 脳神経内科 湯浅義人

引用文献

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  2. 岩佐沙弥、道免和久. リハビリテーション医学におけるVR技術の応用. 日本リハビリテーション医学会誌 2022; 59(12): 1243-1245. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/59/12/59_59.1243/
  3. Lei C, Sunzi K, Dai F, et al. Effects of virtual reality rehabilitation training on gait and balance in patients with Parkinson's disease: a systematic review. PLoS ONE 2019; 14(11): e0224819.
  4. Chen Y, Gao Q, He CQ, Bian R. Effect of virtual reality on balance in individuals with Parkinson disease: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Physical Therapy 2020; 100(6): 933-945.
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  10. Matsumiya K. Awareness of voluntary action, rather than body ownership, improves motor control. Scientific Reports 2021; 11: 418.

VRリハビリテーションに関するお問い合わせ

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ご不明な点やご相談がございましたら、
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