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  • 特大

Tel 072-276-5111

血液浄化室について

2階全フロア(約830㎡)を血液浄化室に特化し、広々とした空間にお一人おひとりのスペースを十分に確保するなど快適な治療環境づくりを目指しています。また、最新の透析設備や手術室を完備し、常に質・満足度の高い透析医療を提供しています。

特長

早朝透析により1日を有意義に

透析患者さんにとって週3回の通院は、日常生活における大きな負担となります。当クリニックでは、1日を有意義にすごしていただくために、朝6時からの「早朝透析」を行っています。

ゆとりある空間で患者さんのプライバシーにも配慮

当クリニックの血液浄化室では、それぞれの人工透析ベッドの間隔を1.2m確保した上で、76床配備できるスペースを有し広々とした空間でプライバシーにも配慮しています。

各ベッドには液晶テレビを完備し、ご希望の方にはDVDプレイヤーの貸し出しを行うなど、長時間の透析治療を少しでも快適に受けていただけるような治療環境を整えています。また、ゆったりとした姿勢での治療が行えるようリクライニングチェアも配備しています。治療後には、ゆっくりとおくつろぎいただける休憩室も完備しています。

  • ベッドサイドテレビ
  • リクライニングチェア
  • 休憩室

手術室を完備

人工透析を行うために必要な血管手術のできる手術室を完備しています。シャント血管の狭窄(きょうさく)や閉塞のトラブルに対応しています。シャントは透析患者さんにとって命と同様に大事なものです。さまざまなシャントトラブルに対応できるようシャント血管専門病院とも連携を図っています。

手術室

血管の状態検査

超音波で血管の状態を検査します。狭窄や血栓の有無、血流量が保たれているか等、超音波で血管の状態を検査し、シャントの長期開存に役立てています。

シャントエコーの様子

穿刺時の痛みの軽減が可能に

透析患者さんが苦痛だと感じることの1つに注射針を刺した時の痛みによるものがあります。これは、透析で使用する注射針が、通常使用するものよりも太いものを使用していることによります。

そこで当クリニックでは、針を刺す痛みが少しでも和らぐようにと「ペインレスニードル」という特別な針を使用したボタンホール穿刺法を取り入れています。

まず、約2週間、毎透析時に通常の針で同一部位を反復穿刺することで、皮膚から血管までの針の道を作成します。針の道が出来れば次回の透析から、穿刺痕のかさぶたを取ってペインレスニードルという先の丸い針を挿入します。そうすることで、針を刺す痛みが和らぐだけでなく、血管の損傷も軽減でき、シャントを長持ちさせることも可能となります。

実際に、多くの患者さんから「シャント穿刺時の痛みが軽減できた」「穿刺のストレスが解消された」と好評をいただいています。この方法に興味のある方は、一度当クリニック血液浄化室にお気軽に見学・相談にお越しください。

ペインレスニードル

通常の針

血液浄化室見学のご案内

見学は随時受付けています。お気軽にお問合せください。

血液浄化室直通

TEL072-276-5711

透析情報カードを完備

フューチャーネット(透析通信管理システム)を導入し、個々の患者さんの透析情報を緻密に把握、管理するとともに、‘透析情報カード’を完備しています。このカードがあれば災害時やライフラインが断絶した場合などの緊急時に、他院でも血液透析がスムーズに受けられます。

透析情報カード

質の高い医療の提供に向けて

当クリニックでは、透析専門医、腎臓内科医、泌尿器医を中心とする充実したスタッフ体制で、より高いレベルでの医療の提供を心がけており、そのために積極的に学会参加・発表や院内勉強会を行っています。それによりスタッフ全体及び血液浄化室のレベルの向上・維持に努めています。

栄養指導

管理栄養士が、いつでも気軽にお声をかけていただけるよう、ベッドサイドでの指導を心がけています。
日常の食事内容、食品の栄養素、サプリメントなどについての問合せが多く、タイムリーに情報提供しています。また患者さんそれぞれの嗜好にそったレシピ等を定期的に配布しています。

患者会「えがおの会」

当クリニックに通院の透析患者さんで、患者会「えがおの会」を結成されています。患者さん同士が親睦をはかり苦楽を分かち合うことで今後の治療生活の励みとなり、心のケアにもつながります。血液浄化室のスタッフも含めた年1回の旅行で、患者さん同士の親睦やスタッフとの信頼関係を深めています。

患者向け勉強会

血液浄化室では、患者さんやご家族の透析に対する知識を深める場、患者さん同士のコミュニケーションの場として、医師をはじめ、看護師や管理栄養士等による透析患者さん向けの勉強会を、年2回開催しています。このうち1回は、患者さんやご家族にも防災意識の向上を図っていただくように、必ず防災に関する内容の学習会としています。